『三度目の日本 幕末、敗戦、平成を越えて』

2019.05.19 (日)

「今、日本人は三度目の『敗戦』状態にある。」「二度目の敗戦から70年を経た現在の2010年代、三度目の『敗戦』と言うべき状態に直面している。」と述べている本があります。

 

 

本日紹介するのは、1935年大阪生まれ、東京大学経済学部卒業後、通商産業省に入省、日本万国博覧会沖縄国際海洋博覧会を企画して実現し、予測小説『団塊の世代』がミリオンセラーとなって「団塊の世代」という語を世に送り出し、さらに経済企画庁長官内閣官房参与などを歴任した堺屋太一さんが書いた、こちらの書籍です。

 

 

堺屋太一『三度目の日本 幕末、敗戦、平成を越えて』(祥伝社新書)

 

 

この本は、「敗戦」とは価値観が大きく変わることという定義のもとで、幕末、第二次世界大戦の敗戦に続き、2010年代の現在の日本が「三度目の敗戦」を迎えていると論じている書です。

 

 

 

本書は以下の5部構成から成っています。

 

 

1.「二度目の日本」は、こうして行き詰った-私たちは今、ここにいる

 

2.第一の敗戦-「天下泰平」の江戸時代から「明治」へ-近代日本はどのように幕を開けたのか

 

3.富国強兵と殖産興業が正義だった-「一度目の日本」の誕生と終幕

 

4.敗戦と経済成長と官僚主導-「二度目の日本」の支配構造を解剖する

 

5.「三度目の日本」を創ろう-2020年代の危機を乗り越えるために

 

 

 

この本の冒頭で著者は、戦後官僚主導の5つの基本方針を以下の通り紹介して解説しています。

 

 

◆ 東京一極集中

 

◆ 流通の無言化

 

◆ 小住宅持ち家主義

 

◆ 職場単属人間の徹底

 

◆ 全日本人の人生の規格化

 

 

 

とくに業界団体の本部を東京へ誘致したり、情報発信機能を東京へ、さらに文化創造の場も東京へ集中させました。

 

 

 

こうした中で日本人の生活は、安全・安心・清潔・正確・平等の5点を得て、「天国」のようになり、「低欲望社会」という危機を迎えるに至っています。

 

 

そして、日本の若者層は、人生の想像力が欠如している状態となり、「欲ない、夢ない、やる気がない」の「3Yない社会」になりつつあります。

 

 

 

著者の堺屋さんは、第四次産業革命後の世の中において、官僚主導次の5つの局面で崩れていく、と予測しています。

 

 

1.少子高齢化

 

2.地方行政の破綻

 

3.大不況

 

4.国際情勢

 

5.第四次産業革命

 

 

 

そこでこの本では、三度目の日本は、「楽しい日本」にすることだ、と提唱しています。

 

 

 

本書は、著者の堺屋太一さんが亡くなる直前に書いた、私たちへの遺言とも言えるもので、この国のあるべき未来を描いた「絶筆」です。

 

 

 

これまでの日本社会、日本経済を牽引し、大きな影響力を与えてきた「団塊の世代」にスポットを当て、様々な分析を積み重ねてきた著者の研究や著書には、多くの学ぶべき点が記されています。

 

 

 

あなたも本書を読んで、「三度目の日本」の未来について、考えてみませんか。

 

 

 

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