『2020年人工知能時代 僕たちの幸せな働き方』

2017.06.12 (月)

「AI(人工知能)が進化したときに、私たちの働き方はどう変わるか?仕事はどう変わるか?」をテーマにして、「幸せな働き方」を考察している本があります。

 

 

本日紹介するのは、外資系コンサルティング会社、人事系コンサルティング会社、IT企業などを経て、2007年に株式会社働きごこち研究所を設立して、ワークスタイルクリエーターとして活動する藤野貴教さんが書いた、こちらの新刊書籍です。

 

 

藤野貴教『2020年人工知能時代 僕たちの幸せな働き方』(かんき出版)

 

 

この本は、「人がしてきた仕事をAI(人工知能)で代替する」ということは、「人の仕事を奪う」ことだけを意味するのではなく、「人の仕事を楽に」してくれるという価値を生み出すことを述べています。

 

 

そしてそのとき、人は「新たな楽しみ」を見つけ、人生を豊かに生きることができるようになるはずだ、と著者は言います。

 

 

 

本書は以下の5部構成から成っています。

 

 

1.人工知能はどこまで進化しているのか

 

2.1人1人はどう進化していけばよいのか?

 

3.組織のリーダーはどう進化していけばよいのか?

 

4.人工知能時代の新しい働き方のモデル

 

5.人間の強みを突き詰める

 

 

本書の冒頭で著者は、「AIを知る」ことが第一歩だと述べています。21世紀のビジネスにおいては、テクノロジーが最重要キーワードで、「テクノロジーの情報格差」が今、どんどん広がっている、と著者は言います。

 

 

例えば、冷蔵庫にAIが入れば小さなカメラが冷蔵庫の中にある食品を「画像認識」して、自動で買うものを指示したり、料理のレシピを教えてくれたりします。

 

 

また、買い物に行ったときに、冷蔵庫の中にあったかどうか思い出せなくても、瞬時にスマートフォンで冷蔵庫の中味が確認でき、買い忘れや二重に買ってしまうことがなくなるでしょう。

 

 

このAIの進化の背景にあるのが「ディープラーニング」というテクノロジーで、「機械が目を持った」ことになるのです。いちいち教え込まなくても、コンピューターに画像を見せていくと、自動的に認識できるようになっていく技術で、2012年から2014年頃にかけて、ディープラーニングという技術がブレークスルーを引き起こしました。

 

 

そうした中で本書では、人工知能時代の働き方として、私たちがすべきなのは、以下の「3つのステップ」だ、と提唱しています。

 

 

1.知る

 

2.使う

 

3.創る

 

 

この本では、LINEの女子高生「りんな」(日本マイクロソフトのAIが搭載)の事例や、銀行の融資担当者の仕事がAIに置き換えられる理由などを挙げて説明しています。

 

 

また、「AIが人の仕事を奪う」という記事とセットで採り上げられることが多い「シンギュラリティ」についても、著者の見解を解説しています。

 

 

「シンギュラリティ」とは、アメリカのAI研究者であるレイ・カーツワイルが提唱している考え方で、次の2つの結論を提示しています。

 

 

◆ 2035年に、人工知能が1人の人間の知性を追い越す

 

◆ 上記の10年後にあたる2045年には、1つの人工知能が全人類の知性を追い越す

 

 

著者の藤野さんは、AIのことを学び始めた当初はこの考え方の肯定派でしたが、学べば学ぶほど「2035年には無理なのでは」と感じているそうです。

 

 

人工知能のテクノロジーは日進月歩で進化していくため、「知る」という場をたくさん持つことが重要で、以下のことを本書では勧めています。

 

 

◆ スキマ時間はゲームもいいけどニュースを見よう

 

◆ アンテナの高いオピニオンリーダーのSNSをフォローしよう

 

◆ テクノロジーの勉強会に足を運んでみよう

 

 

もちろん、日本経済新聞を読むことも大切だ、と著者は言います。オーソドックスな努力ですが、大きな「情報格差」がついてしまうので、「知る」ことは大切なことです。

 

 

また、経済産業省が2016年4月に発表した「新産業構造ビジョン~第4次産業革命をリードする日本の戦略~」というレポートは、AI(人工知能)によって仕事や働き方がどのように変わるかを予測する上で、必読だと指摘しています。以下のリンクからPDFにて入手できます。

 

http://www.meti.go.jp/committee/sankoushin/shin_sangyoukouzou/pdf/008_05_01.pdf

 

 

そのレポートも踏まえた本書の結論は、「AIが苦手なことから人間の仕事を考える」ことが重要、というもので、次の2つを軸に、仕事を4つのジャンルに分けて考えるべきだとしています。

 

 

1.「論理的・分析的・統計的」 対 「感性的・身体的・直感的」

 

2.「構造的」 対 「非構造的」

 

 

この中で、AI(人工知能)が最も得意なのが、「論理的・分析的・統計的」かつ「構造的」という仕事で、最も苦手なのが、その対極に位置する 「感性的・身体的・直感的」かつ 「非構造的」という仕事です。

 

 

詳しい説明はここでは敢えてしませんので、興味ある方はぜひ、この本の解説をお読みください。今後の働き方のヒントが得られます。

 

 

この本の後半には、人工知能時代における働き方のモデルとして、次の3人の働き方インタビューの形で紹介しています。

 

 

◆ 西野亮廣(お笑い芸人・絵本作家・イベントプロデューサー)

 

◆ 丸幸弘(リバネス代表取締役CEO)

 

◆ 熱田安武(蜂獲り師・罠猟師)

 

 

あなたも本書を読んで、2020年を展望した「人工知能時代の幸せな働き方」について真剣に考えてみませんか。

 

 

 

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では、今日もハッピーな1日を

 

 

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