『百歳人生を生きるヒント』

2017.12.28 (木)

「百歳人生とは、人生の下り坂が、思っていた以上に長くなるだけのことではないか。麓の村が見えてきたと思ったら、その先の道のりが、思いのほかだらだらとつづいていた、それは幸運や否や?」と述べている本があります。

 

 

本日紹介するのは、25年前に『生きるヒント』を書いて、「これからどう生きていけばいいのか」「どんな生き方を選択していけばいいのか」を問いかけた、直木賞作家五木寛之さんが書いた、こちらの新刊書籍です。

 

 

五木寛之『百歳人生を生きるヒント』(日経プレミアシリーズ)

 

 

この本は、これまで85年という、長い人生を生きてきた過程で、深く著者の体に染みついた記憶や、ときにはトラウマになった体験などを、そのときどきを生きた年代ごとに、メモのようにしてまとめ、それをもとに1冊の本として作られたものです。

 

 

 

本書は以下の7部構成から成っています。

 

 

1.突然、百歳人生がやってきた

 

2.さあ準備を始めよう

 

3.五十代の事はじめ

 

4.六十代の再起動

 

5.七十代の黄金期

 

6.八十代の自分ファースト

 

7.九十代の妄想のすすめ

 

 

 

この本の冒頭で著者は、百歳人生の不安として、以下の3つを挙げています。

 

 

◆ 経済的な変動に対する不安

 

◆ 社会情勢に対する不安

 

◆ 健康問題の不安

 

 

これらの正体の知れない不安は何に起因しているのかを、読者とともに考えたい、と著者は述べています。

 

 

それは、人間という生き物への価値観が、医学や科学の進歩に追いついていない、ということです。つまり、人生の生き方や死生観が、「人生五十年」と考えられていた時代のモノサシのままなのです。

 

 

 

次に本書では、いま日本は以下の2つのことで、世界から注目されていることを紹介しています。

 

 

◆ 使用済み核燃料の最終処理

 

◆ 超高齢社会の先駆けとして、百歳人生を、幸福に、健全に生きるこののできる社会システム、思想、哲学

 

 

 

そして、「人生五十年」から「人生百年」への大転換において、人生の絶頂期はどの時期になるのだろうか、と著者は問いかけています。

 

 

本書の結論は、五十歳を、はっきりひとつの区切りとして受け止め後半の人生は「下山」の思想を持って過ごす、そしていまの仕事から離れる計画を立てるべき、ということです。

 

 

 

さらに、有名な古代インド思想から生まれた「四住期」を紹介しています。次の4つの時期です。

 

 

1.「学生期」(0歳~25歳)

 

2.「家住期」(25歳~50歳)

 

3.「林住期」(50歳~75歳)

 

4.「遊行期」(75歳~100歳)

 

 

 

そこからヒントを得て、著者の五木さんは、五十代から百歳への道のり十年ごとに区切り以下のような歩き方を提唱しています。

 

 

◆ 五十代の事はじめ-これから始まる、後半の下山の人生を生き抜く覚悟を、心身ともに元気な時期から考え始める

 

◆ 六十代の再起動-五十代で思い描いた下山を、いよいよ実行する

 

◆ 七十代の黄金期-下山の途中で、突然あらわれる平坦な丘のような場所を楽しみ、活力を補充する

 

◆ 八十代の自分ファースト-社会的しがらみから身を引き、自分の想いに忠実に生きる

 

◆ 九十代の妄想のすすめ-身体は不自由になっても、これまで培った想像力で、時空を超えた楽しみに浸る

 

 

 

また、『茨木のり子詩集』にある詩「倚りかからず」の一節を披露して、当時73歳のときの強烈なメッセージが著者の心をとらえたそうです。

 

 

何物にも「倚りかからず」に、「倚りかかるとすれば、それは、椅子の背もたれだけ」というフレーズに心底、感動したと言います。

 

 

この本の後半でも、「下山の人生」について、含蓄の深い言葉がさまざま披露されて、感銘を受けます。

 

 

そして最後に述べられている著者の結論は、以下の言葉の通りです。

 

 

「百年といえども、一日一日の積み重ねである。長いスパンで考えて、思い悩むのはやめて、まず、今日一日を生き抜く覚悟をする。

 

 

それともうひとつ付け加える言葉

 

 

「百人百様、みんなそれぞれ異なった人間であり、生き方、考え方一つとして、同じ人間はいない。」

 

 

あなたも本書を読んで、百年人生を生きるヒントを学んでみませんか。

 

 

 

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では、今日もハッピーな1日を

 

 

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