書評ブログ

山脇伸介『Facebook 世界を征するソーシャルプラットフォーム』(ソフトバンク新書)

山脇伸介氏は、慶応義塾大学を卒業後、在京テレビ局に入社し、報道制作部や営業局を経てプロデューサーとなった。その後、ニューヨーク大学院で、「テレビとインターネットのこれから」 を学ぶ。

 

本書は、2007年9月に米国留学中の著者が同じ授業を受けていた女子学生からフェイスブックへの招待を受けて登録したフェイスブックとの出会いの経験からスタートしている。

 

以下、次のようにフェイスブックに関する記述が続いていく。

 

1.フェイスブックとは何か?
2.フェイスブックの生い立ち
3.フェイスブックが勝ち続ける理由
4.フェイスブック経済
5.ヘイスブックの落とし穴
6.ソーシャル化するフェイスブック
7.フェイスブック後に生きること

 

とくに、フェイスブックの以下の3つのキーワードが勝ち続けた理由だという分析は的確だ。

 

1.リアル
2.クール
3.ムーブファースト

 

フェイスブックはまだまだ進化するだろう。それは、フェイスブックが精度の高いソーシャルグラフだという側面があるからだ。ソーシャルメディアが全盛の現在、フェイスブックはその中心にいる。

 

フェイスブックのこれまでと現在、そして未来を知る書籍として、本書をすべてのビジネスパーソンに推薦したい。