小山内大氏は、長年のアメリカ滞在経験があり、テネシー大学にて英語教育学の博士号を取得している。その後、東京電機大学にて教鞭を執る。
本書は、ＴＯＥＩＣ試験で使われる頻出単語とイディオムを１,０００以上収録しており、３択問題を解いていくだけで、語彙力がつく構成になっている。
単語の整理も下記のようにジャンルごとに分類されており、関連単語をまとめて覚えていくことができる工夫がなされている。
１．販売・流通
２．会社・経営
３．経済・市場
４．雇用・手当
５．金融・株式
６．オフィス・通勤
７．産業・テクノロジー
８．ＩＴ
９．旅行・ホテル
１０．社会生活
１１．基本形容詞・副詞
１２．基本動詞
１ページあたり３単語という、余裕のある紙面の使い方は、練習問題を解きながら覚えてしまうのに最適だ。訳語も下に選択肢が記されているので、あまり負担を感じることなく、問題を進めていける。
ＴＯＥＩＣ試験のスコアアップを短期間で成し遂げる必要のあるビジネスパーソンにはぴったりの本だ。ＴＯＥＩＣは、まずはビジネス英語で使われる語彙力がベースになるので、本書の効果は大きいだろう。
ビジネス英語の習得に励む全てのビジネスパーソンに本書を薦めたい。
