ビジネスに役立つ『孫子の兵法』

2015.02.06 (金)

ビジネス界で経営者がよく読む「古典」に中国の『孫子の兵法』があります。なかなか難解な書なので、数多くの入門書や解説本が出ています。さらに、孫子の研究者も数多くいます。

 

また、ソフトバンクの孫正義社長や同グループ会社の北尾吉孝CEOなどが『孫子の兵法』をビジネスに応用した具体的事例などを著書で紹介しています。

 

そうした中で、入門書の決定版として、昨日紹介した本と同じ著者の是本信義さんが書いたこちらの本を紹介します。

 

是本信義『図解孫子の兵法入門』(中経の文庫)

 

この本は、東洋随一の名兵法書である『孫子』を容易に理解できるよう、各篇中の名文を選んで簡潔に解説し、その項の教えに見合った戦史上の著名な事例を採り上げて分かりやすくケーススタディとしています。

 

欧米では、この『孫子』の研究が盛んに行われ、国防や企業経営の指南書として各界で広く使われています。日本では難解な書であるという誤解から、あまり活用されてきませんでしたが、ここへきて解説書や実践事例の経営書などが出てきました。

 

『孫子』は、中国の春秋・戦国時代の名軍師孫武らによって書かれたと言われています。戦略・戦術のバイブルとして、中国や日本の武将たちの必読書とされた。

 

曹操、諸葛孔明、源義家、武田信玄、徳川家康、吉田松陰まどが学んでいます。また西洋では、ナポレオンが『孫子』を座右の書としていたそうです。

 

『孫子』の主張は、「百戦百勝は善の善なるものにあらず。戦わずして人の兵を屈するは善の善なるものなり」という教えで知られる通り、百戦百勝は最高の勝ち方ではない、戦わずして勝つことが最高の勝ち方ということです。

 

『孫子の兵法』13篇の内容構成は以下の通りです。

 

1.計篇 :  開戦前の準備(戦争は国家の重大事、情勢判断を行い熟慮の上決断すること)
2.作戦篇:  戦争の経済性(戦いを決めるのはロジスティクス)
3.謀攻篇:  戦わずに勝つ方法(百戦百勝は最高の勝ち方ではない)
4.形篇 :   軍の態勢(自分の態勢を固め敵がスキを見せたら討つ)
5.兵勢篇:  戦いの勢い(戦いは正と奇を組み合わせた千変万化の戦術で勝つ
6.虚実篇:  実で巨をを伐つ(主体性を持って敵のスキを攻める)

 

7.軍争篇: 機先を制す戦い
8.九変篇: 臨機応変の戦術(神出鬼没の機動力で敵の機先を制して勝つ
9.行軍制: 行軍について(重要なのは敵情や地形をよく見て判断する
10.地形篇:
11.九地篇: 9つの地形(戦場の地域は9種類に分類される)
12.火攻篇: 火ぜめの方法(目標によってやり方あり)
13.用間篇: スパイについて(情報なくして戦略無なし)

 

著者の是本さんは、防衛大学校を卒業して海上自衛隊に入隊。以後、主として艦隊勤務を続け、1991年に海上自衛隊を退職した。現在は執筆業に専念している。

 

『孫子』は、ビジネスでの戦いを征するために経営者が好んで読みます。「勝つよりも、まず負けない態勢を整えよ」という教えは重要です。

 

また、「勝算ある戦略構想構想を練り、効率的な計画を立て実行せよ」という教えは、現代のビジネスにおける競争にもあてはまります。

 

皆さんも経営を始めるにあたって、ぜひ『孫子』への入り口として本書を手に取ってみませんか。

 

では、今日もハッピーな1日を!

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